大相撲の番付表を書いているのは行司!江戸文字根岸流を手書き!

大相撲には力士の序列を表す番付表というものがあります。その入手方法に関しては別の記事で紹介させて頂きました。それにしても、この番付表はぱっと見は何が書いてあるのかよくわかりませんよね?

私自身はよくわからなかったのですが、力士の四股名がフルネームで書かれています。例えば、白鵬の場合は、白鵬翔などと下の名前も書かれているんですね。

この番付表が読みにくい理由は、普段の生活ではなかなか見慣れていない文字で、さらにびっしりと詰め込まれた文字も理由の一つですよね。

この番付表は字体は何で、どのように作られているのか?という事を確認していきたいと思います。

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番付表の字体は江戸文字の根岸流!

まず初めは、番付表の文字の字体に関してです。パソコンなどの字体を確認してもこの番付表に似たような字体はなかなか見つかりませんよね。どのような字体なんでしょうか?

調べてみると、これは「江戸文字」と呼ばれるものみたいですね。「江戸文字」は江戸時代によく使われた字体の総称で、「江戸文字」の中にも複数の字体が含まれていて名称がついています。

相撲に使われているのは、その「江戸文字」の中でも根岸流(相撲字)と呼ばれる文字です。

根岸流は、三河屋根岸治右衛門兼吉(みかわやねぎしじえもんけんきち)という早口言葉に出てきそうな名前の人が使い始めたといわれています。太文字で隙間が少なく直線的なことが特徴ですね。

字体の開発って一人でやるわけではないと思うのですが、最初にルールを作るのってすごく大変そうですよね。ある程度できてしまえば、あとは組み合わせなのかもしれませんが。

実はこの文字はパソコンなどでも用いる事が出来ます。ただし、根岸流そのものを無料・フリーでは使えず、有料の権利を購入しなければなりません。それも1万円以上するので少し高いですね。確かに作るの大変な割にニーズはそれほどなさそうですよね。かっこいいですけど。

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番付表は手書きで書かれている?

私は番付表の実物はまだ見たことがないのですが、画像などで見る限りでも、かなり文字が太いのに隙間は少なくてびっしり詰まった文字です。手が書くのはとても大変ですよね。

上位の力士の大きい文字の部分はまだいいですが、下位になるにしたがって文字が小さくなってくるととても書ける気がしないですよね。だから私はずっとパソコンなどで印刷されていると思ってました。

それが、実はこの番付表が手書きで書かれているみたいなんです。こんなに細かいものを作るのには、どれくらい手間がかかっているんでしょうか。それに、自在に文字を書けるようになるまでもかなりの修練が必要そうですよね。

難しそうですけど、あの文字を書けるようになりたいなと思う気持ちも少しあります。これは私が少し変わっているのかもしれませんが。

番付表は行司書いている!

実は、この番付表を手書きしているのは大相撲の審判的な役割にいる行司さんみたいです。それも、一枚の番付表は1人の行司さんが書ききるので、とても時間がかかっています。

何でも、一枚を書ききるのに大体10日から2週間ほどかかるそうです。本当に時間をかけて想いを込めて書かれているんですね。なんでも隙間が少ないことにはお客さんがたくさん入って観客席に隙間がないようにという想いが込められているんだとか。

また、力士はこの番付表に書かれる自分の名前が大きくなるという事を目指しているという事もあり、行司さんもその意を汲んで書いてくれているのかもしれませんね。

この手書きの文字はだれが書いても良いものではなく、力士と同じように序列のある行司の中でも比較的上位で、文字のうまい人が専任で書きますので、数年単位で同じ人が書いています。

行司さんは、この文字を書くことが土俵裁きと同じように必修になっています。そして、伝統的に右手で記載するルールになっているので、左利きの人は矯正されてしまうんですね。そんな中からたった一人選ばれて書くのですから、行司さんにとっても名誉なことですね。

このように、普段何気なく目にしている番付表にも様々な歴史と関係者の想いが込められているんですね。ぜひ力士の皆さんには少しでも自分の名前が大きく書かれるように、行司の皆さんは自分が書けるように、頑張ってほしいです。

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