休場の稀勢の里が横綱審議委員会(横審)の激励で引退の土俵際

3横綱と豪栄道の上位がいなかった平成最後の九州場所ですが、大関高安と小結貴景勝の優勝争いで盛り上がりましたね。出場している中で最上位の高安はきわどい相撲がありながらも何とか14日目で追いつき、幕内で2番目に背の低い貴景勝も頑張っていました。

最終的には千秋楽で貴景勝は勝利したのに対して、高安は不調ながらも奮起した御嶽海との長い相撲で我慢しきれずに敗れたことで、優勝決定戦もなく貴景勝の優勝が決まりました。

22歳という若い力士の活躍に注目が集まる一方で、争っていた高安の兄弟子である稀勢の里は横綱審議委員会の会見によって窮地に追い込まれてきています。

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横綱審議委員会とは?

横綱審議委員会は横審とも呼ばれますが、その名の通り横綱のあらゆる事象に関して審議する委員会です。横綱は品位と実力の双方が求められますが、ある力士が横綱にふさわしいのかどうか?を判断するのも横審ですよね。

委員会のメンバーは相撲を愛し、相撲に深い理解を有する各方面の有識者で構成されています。選定は相撲協会が担当していて、7名以上15名以内で1期2年で最長10年亜で務める事が出来ます。

横綱審議委員会に関しては、実は委員就任に関する報酬はなく交通費と食事の接待くらいなので、本当に相撲が好きで相撲界のこと(や自身の名前や実績)をかんがえて就任する人がほとんどですね。

横審の詳細な活動に関しては、別途記事にしたいと思います。

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横審による「激励」の意味は?

九州場所終了後に福岡で開催された横綱審議委員会の後に、稀勢の里に対して「激励」を与えることを決定したという報告がありました。この激励というのはどのような意味合いなんでしょうか?

激励といえば、励ましたら、応援したりすることですよね?ただし、横審の「激励」は少し意味合いが違うようです。

横審は成績不振の横綱に対して、「激励」「注意」「引退勧告」の3つのアクションを取る事が出来ます。具体的には、休場が多い場合や横綱としての節度を守れない場合、横綱として成績が悪い場合などです。

ここでの「激励」は休場が多い稀勢の里に対して、横審が「次が最後だぞ。ただしけがの程度が明らかじゃないから注意や勧告まではしないよ」という事を議論して決定したというとても重い内容です。

稀勢の里にとっては、とても重い内容でかなりのプレッシャーになりますよね。全治一か月という診断が事実であれば初場所までには一か月しか準備できないことになります。

稀勢の里は引退?

稀勢の里はこのまま引退に追い込まれてしまうのでしょうか?もし、初場所に出場しておそらく10勝以上。そして内容がそこそこであれば引退は免れるでしょう。では、休場した場合や結果が出なかった場合はどうなるのでしょうか?

出場して結果が出ず、相撲の内容も伴わなかった場合には自らの判断で引退を選択せざるを得なくなるでしょう。それでも選択しない場合には横審からさらに厳しい判断が出るかもしれません。

また、もし初場所を休場する場合にはどうなるのでしょうか?完全な個人的な意見ですがここで「激励」という言葉を選択した横審の気持ちが効いてくると思っています。おそらくその時点で引退をする必要はないと思います。

次の場所である春場所に進退をかけることを宣言し、そこまでにしっかりけがを治すことの宣言が必要になると思います。しかし、休場してけがを治す時間が増えることになります。

横綱稀勢の里が初場所では見れなくなりますが、そこでけがを治してくれれば今後はもう少し長く稀勢の里を見続ける事が出来るようになるかもしれませんので、私はここを選択してほしいと思っています。

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