2019年の初場所中に引退を発表した横綱稀勢の里ですが、早くも引退相撲に関する報道が出ていますね。引退相撲は9月に行われるようです。
横綱昇進後は怪我に苦しみ、比較的ネガティブな記録を色々と打ち立ててしまった久々の日本人横綱稀勢の里ですが、正直な所はまだまだやれる気持ちがあったと思いますし、悔しい気持ちもあるでしょう。
それでも、大好きな北斗の拳の主要キャラクターであるラオウの有名なセリフ「わが生涯に一片の悔いなし!」というセリフを連想させる「土俵人生において一片の悔いもありません」という言葉は非常に男らしかったですね。
今回は稀勢の里の引退相撲について整理していきます。
引退相撲とは?
そもそも引退相撲とはどのようなものなのでしょうか?
引退相撲の目的
引退相撲は昔から行われていましたが、元々は引退する力士が新生活の為の費用を捻出する為の自主興行でした。しかし、現在は退職金制度が発足したことで、新生活の費用捻出という目的はなくなっています。
現在では、引退による新たな門出をみんなで祝ってあげるという、お疲れ様とか、これから頑張ろうとかそういう意味合いが強くなっているようですね。
引退相撲を開催する条件
引退相撲を出来る力士は実績によって原則的には決まっていて、関取(十両以上)で30場所以上を務めた力士は両国国技館で引退相撲を行うことが出来ます。
もしこのような実績がなかったとしても、国技館で関係者のみによって土俵を用いたり国技館の地下の大広間を使って断髪式を実施することが出来ます。協会から離れる場合にも、行うことが可能です。
引退相撲の内容
横綱の引退相撲では最後の横綱土俵入りをすることが通例になっています。
引退力士が所属する一門の幕下以下力士による取り組みや、十両、幕内、本人による取り組みがあったり、入門してすぐに習う相撲甚句を披露するなどのイベントが開催されます。
また、関係者によって大銀杏を切り落とす断髪式が行われます。
稀勢の里の引退相撲は?
一般的に、引退相撲は東京で本場所が行われた後に開催されますので、1月場所、5月場所、9月場所の後に行われることが一般的です。
今場所中に引退を発表した豪風は来年の1月場所の後に引退相撲を開催することを発表しています。
稀勢の里の引退相撲の日程は既に発表されていて、2019年9月29日に両国国技館で開催されることが決まっています。日馬富士が2018年の9月30日に引退相撲を開催していますので、ほぼ1年後ですね。
チケットに関しては現時点で明確になっていませんが、日馬富士を例に取るとチケットぴあなどのサイトで大体2~3ヶ月前くらいから購入する事が出来そうです。入手したい方は7月くらいからチェックしておくとよいですね。
引退相撲とは言え、一般のお客さんもたくさん入るのでかなり盛り上がるイベントとなりそうです。特に久々の日本人横綱の引退なので、チケットを入手するのも大変かもしれないですね。
最後の土俵入りはラオウと共に?
稀勢の里による引退相撲の告知資料には、化粧まわしを付けた稀勢の里の姿が写っているようです。そしてその腰にはあの北斗の拳のラオウの化粧回しが巻かれています。
横綱に昇進する際にコアミックス社が贈呈したもので、稀勢の里がラオウ、高安がケンシロウ、松鳳山がトキの化粧回しを受け取っています。
こういうアニメキャラの化粧回しって作るのは大変だと思いますが、話題性もありますし独自性もあってよいですよね。もし自分が力士だったら、ガンダムの化粧回しとか欲しいかもしれないです。
まだ、引退相撲の本番ではラオウの化粧回しをつけることは宣言されていませんが、引退会見でラオウの言葉を引用するくらいですから、個人的には確実にラオウの化粧回しをつけるのではないかと思います。
ぜひ、ファンの期待を裏切らないようにラオウの化粧回しをつけてほしいなと思います。そして、稀勢の里の後継者となる力士にぜひ引き継いでいってほしいですね。
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